地域別
大洋の夜明け、鳥のさえずり、果てしなく広がる水平線、断崖岬の大海原、夕日に染まる海面。 壮大な「大海原」紀行。
海岸の奇岩の朝もや
素晴らしい大洋の夜明け
小さな鳥のさえずりと共に、北の大地に朝が訪れます。
朝もやの海岸岩礁。そして徐々に明ける大海原。
猛暑を忘れることができる、すがすがしい瞬間。爽やかな風と共に、希望に満ちた夏の一日が始まります。
突堤と水平線
朝晴れの大洋
青空に紺碧の大洋。
ウグイスも目を覚まし、高らかに鳴きはじめました。風に吹き飛ばされたのか、いつの間にか雲が消え、青空が一面に広がります。
静かに波打つ大海原に朝日が差し、空の色を映すかのように、紺碧のブルーに染まっていきます。
水平線が果てしなく広がる
大海原の岩礁
果てしない水平線。
冬は流氷鑑賞のスポットとしても有名な能取岬。この切り立つ断崖岬から、海藻でまだら状に覆われた美しい磯と、果てしなく水平線まで続く大海原の絶景を堪能することができます。
「地球は丸いんだ」と実感できる水平線の大パノラマに言葉を失いました。
島から見える帆船
断崖下の海をのぞく
丘から仰ぐ帆船と大洋。
南北に細長く、中央がくびれた形がかもめの羽ばたく姿に似ていることから名付けられた「かもめ島」。
建造直後にかもめ島沖で座礁沈没した悲運の江戸徳川幕府の巨大軍艦「開陽丸」が忠実に復元され、島のたもとに鎮座しています。
他にも、「瓶子岩」や「千畳敷」、「弁慶の足跡」、「義経の白馬岩」などなど、奇岩・奇勝が多数点在し、見所たくさんの面白い島です。
屏風岩がそびえ立つ
断崖と大海原
断崖と大海原。
北海道の沿岸部でも随一の景勝地帯である積丹半島。美しい緑の丘陵にシャコタンブルーの透き通る青い海。
積丹岬のそばにある島武意(しまむい)海岸は、「日本の渚百選」にも選ばれている美しい浜辺。海岸に続く狭いトンネルを抜けると、そこは別世界。
海鳥達のコロニーからこだまするさえずりと屏風岩に打ち寄せる波音。切り立った断崖と紺碧の大海原。夕刻迫る午後の風に、しばらく時が経つのも忘れて、ただその海を見ているのでした。
断崖から大海原を仰ぐ
たそがれの岬と大海原
黄昏の風に打たれて。
神の宿る岬、神威岬。積丹岬からそう遠くない場所にあるこの岬も、勝るとも劣らない景観を私たちに見せてくれます。
風にそよぐ草木の向こうに奇岩の断崖と遥かに広がる大海原。夕日に照らされた丘陵を風が通り過ぎ、大洋が静かに輝く。丘陵のシルエットに太陽の光を受ける大海原...またしても時が経つのを忘れてしまいました。
幻想の大海原
神秘的な光線が射す
雲間の神秘。
眼下に広がる夜景であまりにも有名な函館山。しかし、その展望の魅力は夜だけではありません。
頂上の展望台から見下ろす海。複雑に入り組んだ海岸線とポカンと浮かぶオモチャのような船。
そこに雲の隙間から神秘の光線が射し込みました。紅い光線は海洋を黄色く染め、白い光線は、海面を輝かせます。
大自然が見せる一瞬の神秘に、魅入ってしまいました。
ピンクに染まる海原
紅く染まる海。
広大な海洋に夕日雲の光が反射します。
淡い紅が海面をやさしく照らし、つかの間の情景を見せてくれました。
やがてその色も薄れ、あたりは漆黒の闇へと少しずつ衣替えし、素晴らしかった一日へ終わりを告げていました。
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